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fomocinema2021

【解説】「フィア・オブ・ミッシング・アウト」主演キャストについて…


本作、「フィア・オブ・ミッシング・アウト」は、

様々な経緯で集まった、とても魅力的な演者達が画面を彩っています。


今回はそのキャスティングの中から、

まだ誰も知らない、主演二人のことを少しだけご紹介致します!



河内監督作品といえば、

出演者のほとんどが、役者ではない 一般の方に出演頂いていることで知られていますが、


その独特なキャスティングは本作でも活きており、

本作の主演であるYujin Leeさん(以下 ユジン)、高石昴さん(以下 高石)も、

本作が映画初出演とのこと…

演技とは思えない自然な会話で、とても画になるお二人、

そのキャスティングの裏側とは?


◼️もともとは「エキストラなら…」での出演のはずだった


主演のユジンさんは、通常のお仕事中に河内監督がスカウトをしたと聞きます。

そしてユジンさん本人は、当初は「エキストラなら良いですよ」と出演を承諾していたとのこと…


河内監督曰く


「これまでの作品もなのですが、

いつも映画の物語を思いつき・撮るぞ、

と思うのは、主演の方との出会いにとにかく依存します。


今回も、ユジンさんをお見かけした際にビタッと来て、声をかけました。

韓国の方だと知ったのは後からで、韓国語が主軸になる映画になることは、

それこそユジンさんが主演だから思いついたものでした」


本作を語るうえで大きな要素になっている韓国というワード。

各所映画祭でも、韓国を大きく扱ったことをよく聞かれているそうですが、

もともとはキャスティングに由来していたのですね。




◼️『こうちゃん』こと高石さんの本業はデザイナー


映画の中でユジンと旅をするもう一人の主役 高石さん。

監督の旧知の親友であることは、様々インタビューでもよく話されていますが、

本職は主に映画のデザインを手がけているプロのデザイナーだとか…

(お伺いしただけで「レディ・プ◯イヤーワン」や「◯ッド・マックス」等々、

すごいタイトルが並びます…)


河内監督曰く

「高石は僕の結婚式で友人代表のスピーチをしてもらったくらい、

親友と呼べる唯一の友人で、普段はプロのデザイナーなんですが、

ユジンさんが出演してくれるのと同じくらい重要なキャスティングでした。


ユジンさんから思いついたこの物語で、高石みたいな男が出て来たら良いなと思いついたときに、本人に頼めば良いか、と。

僕の記憶では高石はオファーしたときに喜んで快諾してくれた、

と覚えていたのですが、

最近確認したら、最初LINEでめちゃくちゃ断られてました。」


とのこと、

後々どうやって説得したかは定かではないですが、

高石さんのご自身の空気感も、この映画に非常に大きな役割を果たしています。





◼️「フィア・オブ・ミッシング・アウト」は『尊敬の映画』


最後に、お二人のキャスティングで最も意識したことについて、

河内監督曰く、


「これまで自分は人間の醜い所に着目しようという下心があったかも知れないのですが、

この映画を撮る際に、ユジンさん、高石を撮ることを通じ、

二人を尊敬する気持ちで撮りたいと思いました。


単純にお二人ともが素晴らしいひとなので、自分が申し訳なかったのかもしれませんが、

それよりも、二人のもつ美しい人間性を映画に借りたかったんだと思います。

お二人のどちらかが出演NGだったら制作していなかったと思います。」





いかがでしたでしょうか?

制作のエピソードを聞くと、また映画の見え方が変わってきますね。


ちなみに劇中のお二人の会話に関して聞くと、

「ユジンさんは60%、高石は95%アドリブ」とのことでした(笑

(本当かどうかはわかりません)



本当に二人の様子をのぞいているような自然な演技(?)は、

お二人のもつ、もともとの美しさということでした。


追い追い、お二人のインタビューも記事に投稿していきたいと思います!


それでは!



★映画は7/31より池袋シネマ・ロサにて公開!

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池袋シネマ・ロサ webサイト



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